Students enrolled in 2021 (Class of 2023, R10)

2021年入学の日本人学生(Batch R10)

①T.U.さん
②R.M.さん
③K.Z.さん
④Y.A.さん

①T.U. さん

Q1. バックグラウンドや職務経歴などについて教えてください。

・ニックネーム:トーイエ
・出身:日本
・区分:パートタイム
・前職:Deloitte
・入学前最終学歴:慶應義塾大学 経済学部
・海外経験:台湾2年,香港半年,上海3か月
・出願スコア:TOEIC 825
・中国語試験:HSK 6級
・外国語:英語,中国語,広東語

Q2. なぜMBAに行こうと思ったのですか?

一番は純粋にビジネスを学ぶことが好きだからです。 業務の中で新しいことを学び、考えるというのも楽しいプロセスですが、国籍や業界などが異なったバックグラウンドの方々と、議論を通して新しい知見を得られるというのもMBAの魅力の一つではないかと思います。 また、卒業後は、戦略ファーム等へのキャリアアップを考えており、MBAで学ぶことは自身のキャリアを切り開くための一助になると考えております。 加えて将来的には、台湾及びシンガポール、オーストラリア等の第三国での就労を考えており、MBAで学ぶことは国を問わず自由に働くための一助になるとも考えております。 以上3つの理由よりMBAを取得しようと考えました。

Q3. なぜ台湾なのですか?

学生時代に、漠然と「将来は海外で働きたい!」という思いがあり、「海外で働くならまず下見が必要だ」ということで、東アジア、東南アジア、中東、ヨーロッパなどを旅していました。アフリカや南米などに関しても、それらの国から来た方々たちと交流を持ち、可能な限り情報収集した上で、最終的に台湾に決めました。 私は九州出身なので、環境的に近い台湾がいいなと思ったのが一つと、細かいことを気にしない等と言った考え方も自分のマインドに近いので、台湾が一番自身に適していると考えました。

Q4. 台湾大学のGMBAプログラムを選んだ理由はなんですか?

純粋に「国立」であったり、「国で一番の学校」に対する憧れがありました。私は幼稚園からずっと私立で、慶應は高校から入学しましたが、内部進学で大学に進んだため大学受験を経験しませんでした。もちろん慶應に行って良かったなと思う反面、高校受験で開成や筑駒に行った友人たちが東大に入ったのを見て、「この人たちと勉強出来たらきっと楽しんだろうな」と言った思いも同時にありました。 そんな中で、多くの台湾、香港、シンガポール大学の学生たちと出会い、「大学院でうちに来ればいいんじゃない?」と彼らに言われ、心の靄が晴れた感覚になり、20代のうちに必ずどれかに行こうという気持ちになりました。 考えとしては、とりあえずスコアメイク等が全く必要ない台湾大学をまず受けてみて、ダメだったら翌年スコアメイクして香港大学やシンガポール大学を受ければいいというものでした。 今回、国立台湾大学GMBAとご縁があり、入学させて頂けることになったため、是非、台湾最高学府で学ばせて頂きたく思い、入学を決意致しました。

Q5. GMBAへの応募を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか?

応募を考え始めたのは、3,4年前くらいです。そこから学校出て要件の職歴積んで受けました。元々、慶應大学を卒業してから台南の成功大学の語学学校及びIMBAに在籍していました。つまり、先の3校はドクターで行くつもりでした。 ただ、私の論文の担当教授が脳腫瘍で倒れ、論文が進まず成功大学留年が確定したため、日本に帰国し就職することになりました。 このタイミングで台湾大学GMBAを意識するようになったので、今から3年以上前から準備を始めていました。 まず3年前のタイミングで、台湾大学GMBAの学生がどの業界や職種の方の割合が多いかを調べ、それに適した会社に行こうと決めました。結果として、世界的に高いブランド力と認知度を誇るBig4の中でもトップのDeloitteに入社させて頂けることとなりました。 推薦状に関しても、台湾大学や欧米有名大学出身の弁護士や国会議員、バンカーの方々とコミュニケーションを取り、関係を構築していました。 その他の証明に関しては、会社に受けろと言われれば随時受け、エッセイや履歴書などに関しては1週間くらいで書き上げました。 最後にTOEICを受けたのが2018年12月だったので、2020年12月、つまりファーストラウンドに遅れないよう気を付けていました。

Q6. プログラムや受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか?

成功大学の件が発生した段階で、1度台湾大学GMBAにオフィスに行き、要件などを確認に行ったことがあります。それが約4年前です。 そこから他のアジアMBAや台湾大学GMBAのHPを見て情報収集していました。4年前の段階で合格者と受験者の人数は把握していましたが、直近の推移などは最新の日本語サイトを見て把握しました。 後は、他アジアMBAも含め、日本人の取り方の傾向を分析、台湾大学GMBA在校生の方のインタビューが日本語サイトに掲載されていたので、インタビューの内容からどういったことを書けば合格できるかを分析しました。(当時は面接がなかったため)

Q7. 英語力証明について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

英語力証明に関しては、入社後、会社からTOEICの要求スコアを取るよう言われたので、台湾大学に出すことを見据え、外部で受けて立て替えてもらう形にしました。 以前通っていた成功大学IMBAには、台湾大学GMBAからトランスファーしてきたアメリカ人やラティーノがおり、彼らから「台湾大学GMBAは大変だ」というのを聞いており、現状自身の英語力が足りていないというのは自覚しているので、入学前の準備、入学後の継続的研鑽を行っていこうと思います。

Q8. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

気を付けた点は、
①シンプルに書く
➁ロジカルに書く
③結論ベース
④相手の琴線に触れるワードやフレーズを入れる
の4点です。 多くの候補者のエッセイを捌くGMBAオフィスの方々の立場を考え、なるべくシンプルに書くべきだと思います。

Q9. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

これに関しては、準備の部分で書いた通り、台湾内である程度のインパクトを持っている方々と知り合い、良好な関係を築いていました。 会社の上司でも良かったのですが、マネージャー層は入れ替わりが激しく、私に良くしてくれた上司はいなくなってしまったので頼みませんでした。

Q10. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

準備方法は、
①欧米トップスクールの方の体験談等から想定質問を50個程抽出
➁各質問に対する回答の準備
③台湾大学GMBA、またそれに関連する情報の整理
以上3点です。 苦労した点はGMBAオフィスの方との面接の際、面接官の英語のスピードが速く苦労しました。 しかし、これに関しては業務でのインド人との会話、成功大学IMBAでのラティーノたちとの会話で慣れていた部分があったので、受け答えに関してはほぼ問題なかったと思います。 工夫した点は would like to, Could you ~?など、なるべくビジネスの中で使われる助動詞を使うよう心がけました

Q11. GMBA以外の学校・プログラムは受験しましたか?その際受験校はどのように選択しましたか?

台湾大学GMBAのみ

Q12. 何か受験生にメッセージがあればお願いします。

今後、より多くの米国系企業、中国系企業が日本に進出すると考えています。また、海外にアウトソーシングする場合にも、中華圏及び東南アジア圏へのアウトソーシングが主流となっていくと思います。 台湾大学GMBAで得られるものは、こういった将来の動きに柔軟に対応できるものだと考えています。 また、日本を出て海外で働きたいといった場合でも、台湾大学GMBAでの学びはその一助となると思います。 一人でも多く方に台湾GMBAを知って頂き、応募を検討して頂けること、心より願っております。 来年以降、皆様にお会いできますこと、心より楽しみにしております。

②R.M. さん

Q1. バックグラウンドや職務経歴などについて教えてください。

・ニックネーム:Jasmine
・出身:日本
・区分:パートタイム
・現職:再生医療スタートアップ企業
・入学前最終学歴:K大学医学部保健学科
・海外経験:マルタ(語学留学3ヶ月),台湾(語学留学8ヶ月,就業2年半)
・出願スコア:TOEIC 890
・中国語試験:TOCFL B1
・外国語:英語,中国語,韓国語

Q2. なぜMBAに行こうと思ったのですか?

ヘルスケア産業は医療系大学卒業バックグラウンドの方が多く、ビジネスに関する知識があることがキャリアにて差別化になると考えたためです。また、ビジネス知識があれば企業幹部と今後同じ目線で話せると考えました。 当時は、転職せずマネジメントスキルやリーダーシップを研鑽したいとも考えていたため、今後のキャリアパスの一貫として受験いたしました。

Q3. なぜ台湾なのですか?

配偶者が台湾人だったことや、台湾に住み働き続ける予定であったことから、台湾でキャリアの基盤を強固にすることを考えました。

Q4. 台湾大学のGMBAプログラムを選んだ理由はなんですか?

フルタイム勤務かつパートタイムでMBAを受講する事を希望していました。
1. パートタイムとフルタイムカリキュラムが混在しているプログラム(台湾人学生とインターナショナル学生の混合クラス)に行きたかったため。
2. 他大学は、辺鄙な場所にあるなど自宅から通えない可能性がありました。アクセスがよく、大学ランキングを考えると旧帝大の台湾大学が最適だと考えました。

Q5. GMBAへの応募を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか?

8月:アジアMBA夏祭り(アゴス主催)参加
9月:GMBA日本人会へ参加、受験を決定。
10月-11月:推薦状依頼、GMBAオフィス訪問
11月-12月:エッセイや他の提出物作成
MBAは以前から興味がありましたが、GMATやIELTSも受験しておらず、元々来年再来年に受験予定でした。9月に在校生と直接お話する中で背中を押され、受験を決意しました。

Q6. プログラムや受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか?

基本は、インターネット、Twitter やLinkedInで情報収集を行ったり、在校生や卒業生へ連絡を行ったりしました。また、GMBAオフィスに訪問して直接お話を聞きました。

Q7. 英語力証明について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

IELTSやGMATを出願までに受験できなかったことが大きな心配材料でした。GMBAオフィス訪問をすることで、英語力に問題ないことをアピールしようと考えました。実際、英語力は未だ不安材料であるため、今後受験される方は念入りに準備されることをオススメします。

Q8. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

英語の添削を友人に依頼しましたが、英語力が十分でないため、日本語で一度綺麗に整えてから友人と一緒に英語に書き直した。そのため2倍の時間を要しました。また、自分がMBAへ貢献できる点(日本、台湾での就労経験がある為に双方のビジネス文化をシェアできる等)をエッセイへ盛り込むことにも時間を要しました。

Q9. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

前職の部門のアジアヘッドと台湾支社長へお願いに行きました。日頃から仕事を一生懸命やっていたため、両名とも快諾してくださったのですが、お二方とも多忙を極めていたため、リマインドを3度ほど行い、時間を要しました。また推薦状のドラフトを作成し持っていったのですが、オンライン申請システムでは質問項目が分かれていたようで、結局各自で作成いただいてしまいました。 後々、社内にGMBA卒業生がいることがわかったため、彼にも推薦状作成を依頼しました。

Q10. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

インタビューでは、「Why MBA?」等を中心に準備していたのですが、肝心な逆質問の準備を忘れるという失態を犯してしまいました。そのせいか、あっさりと8分ほどで面接は終わりました。 面接後に英語力で引っかかり「条件付き合格」となったので、毎週少人数授業を受講しましたが、その事前準備の方が大変でした。

Q11. GMBA以外の学校・プログラムは受験しましたか?その際受験校はどのように選択しましたか?

NTU GMBAのみ受験

Q12. 何か受験生にメッセージがあればお願いします。

まずは在校生や卒業生にコンタクトを取ってみることをオススメします。思ったよりも合格から近い場所にいるかもしれません。また、今後英語力で足切りにあうことを防ぐため、早いうちから英語力をあげることも強くおすすめします。

③K.Z. さん

Q1. バックグラウンドや職務経歴などについて教えてください。

・ニックネーム:K.Z
・出身:日本
・区分:パートタイム
・現職:戦略コンサル
・入学前最終学歴:早稲田大学商学部
・海外経験:7か月(米国),1年(台湾)
・出願スコア:TOEIC 980
・中国語試験:TOCFL C1, HSK6級 (240点)
・外国語:英語,韓国語,中国語
(全てビジネスレベル)

Q2. なぜMBAに行こうと思ったのですか?

家族がファミリービジネスを経営しており、私自身もその会社の株を保有しています。現時点では将来継承するかは不明ですが、株の価値を保つ為にも何らかの形で経営に関わりたいという気持ちがあり、その為に経営に関する知識全般について今一度強化したいと考えたことが理由です。また、在職時にファストトラックで28歳にて管理職になったものの、マネジメントを上手くできたと言えず、このまま仮にファミリービジネスを継承したとしても失敗するだろうという気持ちがあり、マネジメントやリーダーシップについても理解を深めたかった事も理由です。

Q3. なぜ台湾なのですか?

1)中国や香港と比較しカントリーリスクが小さいので家族が安心する。
2)コロナ禍でも安心。

Q4. 台湾大学のGMBAプログラムを選んだ理由はなんですか?

以下、理由からNTUを志望しました。
・チームスピリッツ
アジア圏の他のMBAは雰囲気がギラギラしていて、ビジネススクール内での競争原理が働きがちなのを感じられた一方で、GMBAは和気あいあいとした雰囲気がありました。また、クラスではグループワークやチームプレゼンが非常に多く、そのような活動を通じてチームを動かすためのマジメントスキルを体得できると想定しております。私自身もMBAを目指すにあたり個人のスキルよりも、チームで協力し何かを成し遂げる為に必要な能力を得たいと考えていたためGMBAは必然的に有力な選択肢となりました。
・学生の国籍
台湾にある他のビジネススクールと比較し、GMBAの学生の国籍に多様性があります。キャンパス訪問を通じてアジア圏のみならず、欧米の学生も多いという印象を受けました。国籍の多様性があることは欧米のトップスクールでは当たり前だとは思いますが、台湾では必ずしもそうではなく、合格を頂いた別の学校ではタイ人、インド人、ベトナム人で9割近くを占めていました。
・トップスクール
NTUは台湾では誰もが認めるトップスクールです。また台湾で学部時代に通った早稲田大学より世界大学ランキングが上位なのは台湾大学のみである事も大きな理由となりました。台湾の他大学にもMBAはありますが、学部時代の大学より低いランキングの大学のMBAへ行くのかという家族からの質問に対して説得力のある回答をする自信がありませんでした。
・イベントの多さ
パーティー等ネットワーキングイベントが台湾の他のMBAと比較して多い。私は基本一人でいても苦にならないタイプですが、もう少し社交的な場で明るく振舞った方が良いという思いから、ネットワーキングイベントが多いことを条件の1つとしました。
・中国語の無料クラス
中華圏のMBAを選択した理由として中国語をビジネスレベルまで到達させたいというものがありますが、その点においてNTUは外国人向けに1年間の中国語の無料クラスを提供しています。また初級~上級クラスまで幅広くあるそうです。

Q5. GMBAへの応募を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか?

【受験スケジュール】
7月 TOEIC学習開始、学校訪問
7-8月 TOEIC受験
8月末 TOEICスコアメイク完了
10月 体験授業参加
11月 Essay執筆開始
12月 応募完了
翌年1月 Info Session&面接参加
2月 合格通知
2-4月 英語補習授業

Q6. プログラムや受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか?

・キャンパス訪問:
アポなしでいきなりGMBAのオフィスを訪問し、アドミッションオフィサーの方から約1時間にわたり話を聞かせて頂きました。
・体験授業:
GMBAが一般人も参加可能な講義を主催していたのでそれに参加、そこで日本人を含む現役のGMBA学生と知り合うことができたと同時に授業内容等細かい話を聞かせてもらい、アプリケーションエッセイの内容をより具体的なものにすることが出来ました。
・Info Sessionの参加:
Info Sessionにも参加しました。私は1stラウンドで既に書類の提出は完了していたのですが、説明会参加のついでに、ディレクターとの面接も設定してくださるという事でしたので参加しました。

Q7. MBA受験準備にかかった費用を教えてください。

【受験費用】:計7.5万円程度
・TOEIC 受験代(4回) :約2万円
・TOEIC  教材代 : 約0.6万円
・エッセイ&CV添削 :約4万円
・出願費用:約0.8万

Q8. 英語力証明について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

NTU GMBAはTOEICでの出願が可能ですのでTOEICを選択。夏頃からTOEIC教材2冊を2ヶ月かけてじっくりと解きつつ、並行して2週間に1度のペースでTOEICを受験しました。台湾のTOEIC教材は質が高くおススメです。結果、2ヶ月間で「820 → 940 → 980」というような流れで点数が推移し、980点に到達したところでスコアメイクを終了させました。

Q9. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

“自分で執筆→米国の友人による添削→添削サービスの利用”のフローで書き終えました。添削サービスは台湾人のMBAホルダーがおススメしてくれた台湾企業のサービス(台湾のMBA志願者が多く利用するサービス)を利用しました。添削サービスながらアイデア出しも色々と手伝ってくださいました。所要期間は3週間程度でした。

Q10. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

在職中に様々な案件でご一緒させてもらった日本の菱形総合商社の方、現在は家電やマスク製造にも注力している日本最大手の生活用品メーカーの購買部の方(在職時の大口顧客)に推薦状の執筆を依頼しました。

Q11. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

米国の友人に面接の練習を手伝ってもらい臨みました。

Q12. GMBA以外の学校・プログラムは受験しましたか?その際受験校はどのように選択しましたか?

2校(台湾内外)に応募し、奨学金付きで合格しました。しかし、私の場合はNTU GMBAをターゲットとして見据え、そこから逆算して他校には応募時の雰囲気を掴むためやエッセイの練習を目的として応募しました。

Q13. 何か受験生にメッセージがあればお願いします。

当初選考プロセスは書類選考のみと聞いていましたが、NTU GMBAの人気が急上昇、応募者もかなり多くなり、その結果面接のプロセスや合格後のトライアル授業が追加され最初は動揺しましたが、在校生の方々のサポートもあり何とか入学する権利を得る事が出来ました。今だからこそ言えますが、その競争を勝ち抜いた優秀な学生たちと学べる事が非常に楽しみです。
もし少しでも台湾大学GMBAや台湾のMBA自体に興味を持っていらっしゃる方は気軽にお問い合わせ頂ければ、微力ではありますが全力でサポートできればと思います。その結果、将来NTUの同志となることができれば最高です!

④Y.A. さん

Q1. バックグラウンドや職務経歴などについて教えてください。

・ニックネーム:Y.A
・出身:日本
・区分:パートタイム
・現職:日系メーカー
・入学前最終学歴:東京外国語大学
・海外経験:米国1年、インドネシア2年、台湾1年
・出願スコア:TOEFL 104点
・中国語試験:HSK 5級
・外国語:英語、中国語、インドネシア語

Q2. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか?

将来、グローバルな経営人材として活躍するために、経営視点のマインドセット、多国籍環境でのリーダーシップ、及び、海外大学修士号の学位を獲得したいと考え、MBAを受験しました。

Q3. なぜ、台湾を選んだのですか?

所属企業にて台湾駐在となったためです。

Q4. 台湾大学のGMBAプログラムを選んだ理由はなんですか?

台湾トップ校、英語プログラム、パートタイム選択可の3点です。

Q5. GMBAへの応募を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか?

2020年8月:日本人在校生によるオンライン説明会へ参加
2020年10月~12月:レジュメとエッセイの作成
2020年12月:台湾へ赴任
2021年1月:キャンパスでの説明会へ参加
2021年1~2月:推薦状の作成と依頼
2021年2月:2nd Round出願

Q6. プログラムや受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか?

日本人在校生によるオンライン説明会、国立台湾大学GMBAウェブサイト、キャンパスでの説明会、LinkedInでの在校生・卒業生の検索を通じて、大学が求める人物像やGMBA生プロファイルを分析した上で、どのように自身の経歴を差別化してアピールすべきか考えました。

Q7. 英語力証明について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

過去に取得済みのTOEFL証明書を使用しました。

Q8. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

何冊かMBA対策本を読んでイメージを掴んだ上で、レジュメとエッセイにて、出来るだけ幅広い経験を具体的かつ簡潔に書くように心がけました。また、時間を置いてから、自分が書いた文章を見直し、何度もブラッシュアップしました。

Q9. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

職場の上司と、以前お世話になった海外取引先の方の計2名にお願いしました。大学側に提出方法について問合せたところ、PDFコピーをメール送信でもOKとの回答があったため、自分でドラフト(1部200 words程度)を作成した後、推薦者の方々に内容確認と署名をして頂きました。

Q10. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

レジュメやエッセイの内容について想定Q&Aを作成して準備しましたが、実際のインタビュー(スカイプで15分)では、自身の業界に関する一般的な話題と、逆質問で終わりました。英語力チェックのためのインタビューという印象を受けました。

Q11. GMBA以外の学校・プログラムは受験しましたか?その際受験校はどのように選択しましたか?

国立台湾大学GMBAのみ受験しました。

Q12. 実際にGMBAに入学/卒業してみてよかったことや意外だったことを教えてください。

質が高いプログラムだと思います。教科書の理論+ケーススタディ(欧米トップ校の教材使用)+グループディスカッションを交えながら、不完全な情報を基に、限られた時間内で、ビジネス上の意思決定をする訓練が繰り返されます。授業外の課題が多くて大変ですが、自身のキャパシティが徐々に広がっていく実感があります。また、優秀な学生が多いです。大半が海外大学を卒業しており、台湾大手企業の若手社員、グローバル企業APAC本社の幹部候補生、外資系投資銀行の出身者、シリコンバレーのスタートアップ経験者、会社を立ち上げた起業家、ファミリー企業の後継者など、皆、澄ました顔をしていますが、噛めば噛むほど味が出るユニークな経歴を持つ人ばかりです。色々な経験をしてきているためか、MatureかつLaid Backな人が多く、居心地が良いです。

Q13. 何か受験生にメッセージがあればお願いします。

月並みですが、現職に励んで職務経験を充実させながら、地道に英語力向上に取り組むのが合格への近道だと思います。MBA受験では様々な犠牲を払わなければいけない場面に遭遇しますが、それでもMBAに行きたいという強い想いをお持ちの方は、ぜひ挑戦してください。心から応援しています。